青鈍の底のスキマの話2

今回なんと衣装・尋ちゃんがゲネプロのおしゃしんも撮ってくださったのであるほくほく。



ドウマンとセイメイ。

はてさてそうです配役です。
セイメイさんという大役をいただきました。
成長するセイメイさんの、肉体はいちばん成長しきったぐあいの頃合いのセイメイ(大)さん。
(中)さん=かなめちゃん、と(小)さん=はいじんちゃん、もいます。
時系列的には

セイメイ(中)

セイメイ(大)

<生まれ直し>

セイメイ(中)

セイメイ(小)

<死に戻り>

セイメイ(霊体)

<青の死>

セイメイ IN 命弥

となるわけですヒャーたいへん六重構造。
稽古場の隅っこにてセイメイ会議を執り行いました。
いつも心に他の二人を置いて、いま自分がどこのセイメイさんになっておるのかを忘れぬように。
ともするとワーなってましたが。主にかなめちゃんが(作者!!)。

重松よしこがセイメイを演じる、というよりは、三人の体をセイメイが渡り歩く、みたいなイメージでした。
外せない枷があるぶん、やりがいもありました。
他のおふたかたはどうだったかな。どうだろ。


そしてがっちょり絡む相手役としてのドウマンさん。上田さん a.k.a. 朋友長。
いやこの御方もかれこれ初対面から20年弱になりましょうか、しかしここまで絡むの初めてでしたね。
前回白いるか『朱に眠る』でも一瞬の邂逅でしたしね。
んでも事前にあんまり合わせなくてもなんでかしっくり稽古できました年の功。

陰陽寮の旗を振るセイメイ、彼女を支えるのは俺だと自負するドウマン。
しかしいつしか道は分かたれ、悲劇が始まります。

終盤、セイメイとドウマンの物語をもういちどなぞるラストアクト。
これは「ドウマン視点から見た物語」であるので、一発目のシーンとはちょっと見せ方を変えていたり。
三人称だと堂々として怖いもの無しのセイメイ。
しかしドウマン一人称となるラストアクトでは、ちょっとあやうい、足元がゆらぐような風味を足したりしました。
「あそこで俺がもっと強く止めていたら、あるいは」
と、思いたかった、ドウマンの、夢。

そいえばセイメイとドウマンの名前がカタカナ表記なのも。
「この物語はあくまでフィクションでありファンタジーである」
という作者さんの意図がある、とのことです。

セイメイ悲願の国崩し、果たして叶ったのでしょうか。どうかな。



母娘霊体対決。


殺陣の最後に青(はる)役・さこつていこと畑迫有紀嬢になにやら囁いてから首切ってます。
稽古段階ではずっと「チェックメイト」ゆうてました。
ゲネプロ(このおしゃしんのときですね)は「鯖の味噌煮」でした。

おわってからさこつていが
「もう!もう!もう!」
ってぷんすこしていたので
「分かった本番ではちゃんとするから! けどどっかで一回は鯖の味噌煮って言う()」
と約束をし。

1ステ「おやすみ、はる」
2ステ「鯖の、味噌煮」
3ステ「鯖の、水煮」
4ステ「おやすみ、ゆうき」

っていってましたほんますみません。
でもアレです「鯖の味噌煮」が言えるということはそれだけ余裕があるということだったんですよバロメーターだったんですよイヤほんとう

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