狗神エイト事件簿

本公演にまつわる、事件性のない事件をぼそぼそと。


【コンタクト大量喪失事件】
ホール内がエアコンで乾燥していたからか、
煙効果をがしがし出していたからか、
眼球の乾きが激しく、本番中にコンタクトを落とす役者が続出。
1日で3枚のコンタクトが舞台の藻屑と消えた


【さとみざまあ事件】
池田聡美嬢、今回ZTON初参戦。
図らずも演目は南総さとみ八犬伝。
主に呪いの魔女からは
「ざまぁみるがいい、さとみ」
「許さぬぞ、さとみ」
等、劇中でうっかり呼び捨て罵倒されるハメに

※ちなみに普段の呼び名としては「いけちゃん」が普及


【イケメン政権交代事件】
井尻篤志氏(劇団ショウダウン)、今回ZTON初参戦。
彼のあまりのイケメンぶりに沸き立つ稽古場。
それまでイケメンの座を欲しいままにしていた
ZTONレギュラー客演・押谷氏は、井尻氏の登場を境に
あっさり「旧イケメン」と呼ばれる事態に。
ZTONにおける長期イケメン政権が崩壊した瞬間であった。

※ちなみに新旧イケメンは双方性格も良く、いっそ憎い


【本名呼ばれない事件】
中岡尚也氏(劇団月光斜)、今回ZTON初参戦。
当初はみんなから「なおやん」と呼ばれていたが、
脚本改定時に「額くん(ガックン)」と呼ばれるシーンが追加され、
あっという間に普段も「ガックン」呼びがメインとなる。
森永氏にいたっては前述のとおり、
もはや誰からも「モジャ」としか呼ばれない体に。


【宝玉取扱注意事件】
八犬士はそれぞれ宝玉を携えているが、この扱いに全員が手こずる。
衣装班が「取り出しやすく・仕舞いやすく」なるよう、各人に合わせて袋を作成。
これがいとも簡単に
「たまぶくろ」
と称されることになった訳だが、もはや気にする者がいない。
また、物語途中で登場人物が宝玉を手放し、次に出る役者がそれを手に入れるというシーンにて。
手放した宝玉がお客様の足元に転がるアクシデント発生。
回収役の中岡直也氏が、若干時間がかかりながらも客席の宝玉を無事発見、事なきを得る。
この間、一部始終を目撃しつつ舞台上後方で立っていなければいけない魔女(わし)は
「いざとなったら俺が拾うしか…!」
と手に汗握っていたとかいないとか


【F山雅治かもしれない事件】
高橋侑壱氏、今回ZTON初参戦にして初舞台。
普段は陶芸を嗜む伝統工芸系ナイスガイであるが、
稽古期間中から随処で得意のモノマネを披露するなど、
その舞台度胸ぶりを如何なく発揮。
劇中での一部台詞は、福山M治フィーチャーだったとかそうじゃないとか


【ヒモがおもしろ事件】
武蔵里見の殿を演じた蜜比呂人氏、ちょんまげを結う。
稽古中、この髪紐がどうしても顔の前に垂れてきて、
もう何をやっても髪紐がおもしろになってしまい、一同悶絶。
本番では息子役・池田嬢とのコンビ芸を確立、
きっちりと演技で周囲を悶絶させる流石の貫録を見せた


【マスク怖いよ事件】
前述の通りホール内は乾燥状態にあり、
役者は基本的に、本番以外の時間はマスクを装着して喉を保護。
為房氏が
「本番中に『あれ?俺マスク付けたままじゃない?』ってならないか心配」
と発言。以降、マスクの外し忘れには一同が異様な注意を払う


【道節オタク疑惑】
土肥辰也氏演じる道節、
2次元に造詣が深いと思われる発言が随処に見られる。
例:
目が覚めて一言「今何時?Pリキュアは!?」
部下の採用基準「腕の良さそうな原型師を見つけまして」
移動中、口ずさむ歌がアニメOP

※後日販売予定のDVDでの確認が待たれるところである


【番外】
今回の流行台詞は
小文吾「釈然としねえ」
あるいは
小文吾「ちょっと、しんみりしちまったな」

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